NT感想(31話)

第31話「その覚悟」の感想。
ネタバレあり。
付録のカレンダーにもちょっと触れてるので注意!

3/12 ちょっと修正




扉絵はなんとミョウジョウ学園の制服を着た春紀ちゃん&伊介様。
そしてアオリ文は

さて、待たせたな

おめでとう春紀ちゃん!確かに待ってた!!
メイン回をさらに後へ控える鳰以外のアニメOPコスチュームのローテーションが前回で終了して、次に来たのはミョウジョウ学園の制服。
もしかして『小悪魔のリドル』で描かれた絵のオマージュ?

・「なのにわたしはなぜケガをした?」
読み返してみたけど、あれ……兎角さん、攻撃してた?
今月号の前ページでも前回でもそれらしい事はしてないよね……?
泥投げたくらいじゃなかったっけ……

・「ちがう あれは 殺せなくなる呪い……!!」
攻撃を読まれたのではなく、殺せなくなる呪いを看破された事に気づいた兎角さん。
裏を返すとこの呪いさえ解けるのなら、勝機は十二分にあるということかもしれないけど……

・「みんなアンタが東だからってビビってバカみたい! 何もできないのに」
やっぱりみんな兎角さんの事やべーこえーって思ってたのか……w
アニメ版では初日の自己紹介をしたあたりで他のクラスメイト(鳰と伊介)がヒソヒソと『あの東?』的な事を言っていたけど、漫画版でも口に出してないだけで、伊介様達が自己紹介後、兎角さんの方をギロっと睨んでいるコマが実はある。

・「あたしがなんでおまえらのこと嫌いか判ってるか?」
一連の台詞的に、伊介様が兎角さん(ら。晴ちゃんもなのかな)を嫌いな理由は『生きるためになんでもする覚悟がないから』。
明言はされてないけど『そしてその甘えたままでも許される状況にいること』も嫌なのかな。
彼女は春紀編でも言っていた通り「仕事は好きじゃない」「お金や家族のためにやっている」けど、だからこそなのか、この仕事をやっていることにそれなりのポリシーや譲れない所があるんだろう。
その上伊介様はある意味この仕事に就かなければ生きていけなかった人間(殺し屋を営む恵介ママに発見されなければ死んでいた)なので、そういうものと向き合わないままここまで来れた点も不愉快なのかも。

・「姉さん… わたし… やっぱり あの子にこの家を継がせたくない」
誤植かもしれないけど、どうやら漫画版では空身(兎角さんのお母さん)の方が妹らしい。
ほぼ間違いなくコミックスか今号の台詞のどちらかが誤植と思われる。
コミックス3巻で真呼が空身のことを『姉さん』と読んでいたのを確認

兎角も大概だけど空身(そらみ)真呼(まこ)ってすごい名前だ。特に空身さん。
この字を書いて『からみ』と読む熟語はあって、意味は『身一つであること』『荷物や連れのないこと』。
東のお婆ちゃん的センスで言うと『誰も並び立たないような強さであれ』とかそんな所だろうか。
ちなみに仏教用語にもこうやって当てる字がある。
読みはなんと『うつせみ、うつしみ※他にもあります』。
こっちでは空しい(むなしい)身体、空っぽの身体、と言う意味になる。
仏教には「現在生きている身は欲に引きずられたりとロクなことねえな」「死ぬと肉体消えちゃうし空しい」とか「今私が宿っている身体は仮の器」的考えがあるのを頭に入れておくとなんとなーく意味が分かると思われる。
こんな名前つけちゃったから夭逝したのでは
「うつせみ」の当て字には「空蝉」もあるんだけど、回想で幼兎角さんが蝉を殺してしまうシーンがあることを考えるとちょっと怖い。

・「いよォ 待たせたな!!」
番場ちゃんの予告票に名前がないのは仕様?
彼女らは望む報酬がないので、ルール違反で報酬が貰えなくても別にいいっちゃいいんだけど……

・「ありがとな… お前のおかげで 真昼はまたひとつ 宝物を手に入れた」
やっぱり仲良くしたり尊敬に値する人の物じゃないと聖遺物にはならないのか。
晴が尊い人になったか、尊い人であると分かる→真夜はまだだと言ったが真昼が急かす→ので行動に移した って感じか?
ここら辺の独自ルールがよく分からないので、どこかで補完される事を期待したい。



これら以外にも「助けなんていらっしゃらねぇ…!!」「時間にはきっちりしてるみたいね 番場ちゃん達♥」「真昼… 真夜さんやめて……!」等、細かい呼び方や台詞変更があって見比べるのが楽しかった。
ただ要所要所(番場の予告票無記入や二度目のヤるが殺すになってなく表記が一定していないなど)にちょっと疑問を感じたりもしたり。
あと三号室のカレンダー担当は8・9月でした。7月ではなかった。残念。
扉絵、次は何になるんだろうか。


2015/03/10 up